石原総合法律事務所 Ishihara Law Office

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セミナーの講師をしました
【2025.06.04】
セミナーの講師をしました

 少し前に、「経営者に問われるリスクマネジメント」というテーマでセミナーの講師をしました。
 企業を取り巻くリスクには様々なものがあります。事故・災害リスク、訴訟リスク、財務リスク、経済リスク、労務リスク、政治リスク、社会リスクなどに分類できるかと思いますが、本当に多種多様です。
 リスクマネジメントとは、①企業を取り巻く様々なリスク事象を把握しそれに備えて対策を講じることと、②リスクが顕在化したときに適切に対処することです。
 企業の経営者は、上記のリスクマネジメントに常に気を配り、体制作りや適切な対処を行っていく必要があります。
 会社の経営者たる取締役がリスクマネジメントを考えるにあたっては、取締役が会社に対してどんな義務を負っているのかを理解していることが重要です。
 取締役は会社に対して次のような義務を負っています。
  (1)善管注意義務
  (2)忠実義務
  (3)他の取締役の監視・監督義務
  (4)会社の監査機関への報告義務
  (5)内部統制システムの構築・運用義務
  (6)内部通報制度の整備義務(常時使用する従業員が300人を超える会社)
 以上のように取締役には、善管注意義務を中心として様々な義務がありますので、それを踏まえたリスクへの備えや対処を行っていく必要があります。
 企業のリスクを低減するためには、内部通報制度の活用が有効です。弊所では、複数の企業様の内部通報の窓口(外部窓口)をお引き受けしています。
 最近は、従業員の皆様にも内部通報制度についての周知が進んでいるようで、年々通報は増えてきているように思います。通報された事実について十分な調査を行い、適切な対処をすることで、紛争の拡大や損失の拡大を防ぐことができます。内部通報制度が十分に機能するように、企業側は通報者の保護にも気を配っていくことが重要です。

弁護士 鈴木隆臣

春になりました
【2025.04.08】
春になりました

 春になりました。暖かくなり、桜などの様々な花も咲きますので、春は楽しい季節のはずですが、花粉症の私にとっては3月に続いて憂鬱な時期でもあります。
 インフルエンザの流行は終わり、コロナも落ちついていますが、マスクを手放せない毎日が続きます。
 ところで、最近私共の事務所では中堅、若手の弁護士を中心に遺言、相続、事業承継、成年後見(任意後見契約等)といった分野に力を入れようとしています。遺言、相続に関する相談は、高齢化社会が進むにつれ増えていますし、認知症の問題も話題になることが多く、成年後見等のお問い合わせも多くなっています。
 また、私共の事務所は、多くの顧問会社のお力によって成り立っており、労務問題(残業代、パワハラ等のハラスメント等)の御相談も多くあります。残業やハラスメントの問題は権利意識の向上や公益通報制度の認知度が高まったこともあり、どの会社も増えつつありますし、人手不足が慢性化したことにより働く人の労働環境の改善も話題になっています。
 今後、会社にとって労働問題の重要性が増大していくと思います。これに対処するためには、法的な側面も多いと思いますし、私共の事務所では税理士、社会保険労務士といった隣接業種の方と協力することも可能です。
 是非、お気軽に相談だけでもして頂ければ幸いです。
 私個人としては、何よりも花粉症の季節が終わることを願っていますが。

弁護士 杦田勝彦

春の予感
【2025.02.26】
春の予感

 ロシアがウクライナに侵攻してから丸3年が過ぎました。この間、双方の兵士合わせて12万人以上が、ウクライナの民間人は1万2000人以上が死亡したと報道されています。トランプ氏が大統領に就任してから1ヶ月が経過しましたが、急遽停戦の話が持ち上がっています。停戦が実現できれば、それはとても素晴らしいことですが、トランプ大統領の言動等に接していると、どのような停戦内容になるのか不明です。この戦争によって「力による現状変更」が認められることやウクライナ国民の思いが踏みにじられるような停戦内容となることは絶対に認められないですし、ウクライナ抜きでの停戦内容の決定も正義が許さない等と憤りながら、お天気も良く、風もなかったので名城公園に散歩にいきました。公園では、大勢の人がジョギングやウォーキングを楽しみ、子ども達は元気に走り回り、遊具で遊んでいました。梅のつぼみも赤く膨らみ、一輪だけでしたが可憐な花を咲かせていました。
 冬来たりなば春遠からじ
 ウクライナにも早く春が訪れますように・・・

弁護士 石原真二

新年明けましておめでとうございます
【2025.01.01】
新年明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願い申し上げます。
事務所報はこちらからご覧ください。

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